リッツじゃなくてもパーティーは続く…? -ブランドとキャラクターの幸せな関係?-

party日本選手の活躍が続くリオデジャネイロオリンピックの裏で、なにやら沢口靖子さんの「最後のリッツパーティー」が話題沸騰中(!?)のようですね。

 

「沢口靖子、最後のリッツパーティー」(朝日新聞デジタル:8月16日付)

http://www.asahi.com/and_w/interest/entertainment/CORI2076870.html

 

※関連ニュース

「ヤマザキナビスコ、オレオやリッツの製造終了へ 8月末」(朝日新聞デジタル:2月12日付)

http://www.asahi.com/articles/ASJ2D5TK1J2DULFA02Y.html

「米モンデリーズ、ナビスコ商品を9月発売 オレオやリッツ」(日本経済新聞 電子版:5月11日付)

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ11IAY_R10C16A5TI5000/

 

ネット界ではリッツパーティーが実在したことに驚きの声があがっていますが(笑)、個人的には、ヤマザキナビスコ社が引き続き沢口靖子さんをCMキャラクターに起用するとしたことに驚きました。沢口靖子さんは1988年より28年間、ヤマザキナビスコのCMに出演していたそうで、これだけ長い間同じ人をCMに起用していれば、「リッツといえば沢口靖子、沢口靖子といえばリッツ」と言ってよいほど、ブランドとCMキャラクターのイメージが強く結びついています。

しかし、リッツ、オレオなどの「ナビスコブランド」の権利を持っていた米国企業モンデリーズ・インターナショナル社とヤマザキナビスコ社とのライセンス契約は8月末で終了し、9月からはモンデリーズ・ジャパンがリッツやオレオ等のナビスコブランドの商品を販売することになったそうです。一方、ヤマザキナビスコ社は会社名をヤマザキビスケット社に変更し、9月から「ルヴァン」という新しいクラッカーを販売するそうです。沢口靖子さんは9月以降、この新商品のCMに出るわけです。

この話を聞いて、以前話題になった「イソジン」の件を思い出しました。イソジンのキャラクター「カバくん」も1985年から30年以上人々に親しまれて、イソジンブランドが他社に移った今も、「明治うがい薬」のキャラクターとして引き続き頑張って(?)います。長年の実績によって、「イソジン」は日本で最も有名なうがい薬ブランドの一つとなりましたが、それは「カバくん」についても同様でしょう。「明治うがい薬」は、パッケージの「カバくん」を目印に、「いつものうがい薬」として引き続き多くの人にアピールし続けています。

沢口靖子さんにも、これまで長年に渡ってリッツと共に築いてきたブランドイメージが蓄積されているはずです。そんな彼女が「リッツパーティー」改め「ルヴァンパーティー」を開いて、新商品「ルヴァン」を紹介したりすれば、今回のネット上の盛り上がりを見ても明らかなように、すごく話題になるでしょう。そうすれば、新商品の認知度や購買意欲は一気に上がるんじゃないでしょうか。まさに「CMキャラクターに化体した信用」(顧客吸引力)を利用したマーケティングといえます。

しかも、モンデリーズ・ジャパンはリッツをインドネシアで製造するということです。日本のリッツにはヤマザキナビスコ社独自の製造技術があるそうなので、9月からリッツの味が変わってしまうかもしれません。もしそうなら、ヤマザキビスケット社にとっては大きなチャンスです。願わくば、新商品「ルヴァン」がリッツの味と近いことを願うばかりです。

ただ、もしそうならなかったときのために、今のウチにリッツをできるだけ買いだめしておこうと思います。

プライムワークス国際特許事務所 弁理士 長谷川綱樹

 

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