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活動紹介

「外部活動報告」その4:コンテンツ東京2021(東京ビッグサイト)に参加しました。

執筆者 : 長谷川綱樹

4月に東京ビッグサイトで開催された「コンテンツ東京2021」で、日本弁理士会がブースを出した関係で、商標に関するミニセミナーをやってきました。 

「コンテンツ東京」とは、「日本最大のコンテンツビジネス総合展」と銘打ち、コンテンツ制作、権利、マーケティング、ブランディング、最先端デジタルテクノロジーなど、コンテンツビジネスに関するあらゆるサービス・製品が出展される総合展示会です。日本弁理士会は、その中の「ライセンシング・ジャパン」というコーナーで出展しまして、相談屋質問を受けたり、著作権、意匠、商標、不正競争防止法など、関連するさまざまな法域について30分程度のミニセミナーを実施したりしました。その中の商標に関するミニセミナーの一つを、私が担当したわけです。 

<多彩なセミナー内容です> 

日本弁理士会には、実務系委員会という組織があり、特許委員会、意匠委員会、商標委員会、著作権委員会、不正競争法司法委員会など、法域の専門家が集まって、制度に関する提言や調査・研究などの活動をしています。 

さすがは専門家だけあって、著作権委員会からは「『キャッチフレーズ』広告制作における著作権・商標権・不競法の注意点」と「著作権の帰属、著作権は誰のものか」、「オーファンワークス(孤児作品)の利用と私たちの取組み」、意匠委員会からは「使い易くなった意匠法」、不競法委員会からは「マリオで考える知的財産」といったバリエーションに富んだセミナーが用意されました。 

そして、私の所属する商標委員会からは「著作権だけで大丈夫?商標登録のすゝめ」と題して、「著作権の効力と商標法との関わり」について解説するセミナーを用意しました。 

<コロナ下での実施でしたが...> 

ということで、セミナー当日の4月16日、会場の東京ビッグサイトへ向かいました。直前の4月112日から東京で「まん延防止等重点措置」が適用され、どのくらい参加者がいるのか心配でしたが、いざ現場に来てみて驚きました。多くの人々が来場していて、かなり賑わっていました。入口では「マスクの着用」「体温の計測」「手指の消毒」が徹底されていて、これなら大丈夫かな、と安心したものです。厳しい状況ではありますが、業界の方々の熱気が感じられました。 

<いよいよセミナーです> 

日本弁理士会のブースに到着して思ったのは、会場の奥のほうで、人が集まってくれるのかな...という不安でした。「ライセンシング・ジャパン」というからには、主役はコンテンツに関するライセンサーとライセンシーであり、我々弁理士は、いわゆる「縁の下の力持ち」としてサポートする役割でしかありません。それはわかっているんですが、セミナー実施者としては、気になるんですよねぇ。しかも、このセミナーは最終日の夕方なんです。まさか、あの「ジョイマンのサイン会」状態になったらどうすれば...。 

と思っていたら、一人ふたりと着席される方が。これでひと安心です。 

セミナーでは、著作権と商標権などの産業財産権の違い、著作権と商標が絡んだ事例(ティラミスヒーローの件)を紹介しつつ、どういう著作物が商標登録すべきか、などを話しました。短いセミナーでしたが、参加された方にとって、何かのきっかけになればうれしく思います。 

今回、久々にセミナー講師を担当して、よい刺激になりました。これまで、依頼人の社内向け商標セミナーや若手弁理士向けの研修講座など担当してきましたが、それ以外にも商標に関する情報発信をしていきたいと思いを新たにしています。

<ブランドの保護は、商標専門弁理士へ!>
プライムワークス国際特許事務所 弁理士 長谷川綱樹

 

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  • この記事を書いた人

長谷川綱樹

30歳になるまで、知財とは全くの別分野におりましたが、一念発起して弁理士となり、商標専門で現在に至ります。 そのせいか、法律よりも「人の気持ち」のほうに興味があります(いいのか悪いのかわかりませんが)。 商標は事業活動と密接に関係していて、関わる人々の「気持ち」が大きく影響します。「気持ち」に寄り添い、しっかりサポートできる存在でありたいと思っています。 出願案件では「取得する権利の最大化」を目指して、商標のバリエーションや将来の事業展開の予定など、丁寧にお話を伺います。 係争案件では「いかに円満に解決するか」を重視して、目先の勝ち負けだけでなく、将来的な問題解決を意識して対応して参ります。 経歴など詳しくはこちらを

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